IMITATIO-XP.COM

これは一人のマイノリティーが書いた自分自身とこの国の救いなき来世についてのレポートである。W.ジェイムスは労作「宗教的経験の諸相」で“超感覚者は無敵である”と言ったが果たしてそうだろうか。この時代、むしろ私は“常感覚者は巨象である。我々はその足に踏み潰されないよう必死に逃れる蟻のようなものだ”と思う。しかし今、孤立の怖れを捨てて私はこう叫ばねばならない。

“人々よ、長い眠りから目覚めよ。無知の麻薬の快楽に耽るな。そしてこの警告を受け入れる人々に神の恵みあれ。”

ウスペンスキー

<手紙1>
私は今年6月から北関東のこちらの教団に所属するある教会に通い始めたキリスト教プロテスタントの信徒です。教会所有の聖歌集No.174~179にマリア賛歌というパートがある(実際にミサでも何度か歌われた)のを知って驚きました。日本中に幅広く仲間を持つこのキリスト教団体はあの悪名高いシチリアン・マフィアと同じ考えに立つセクトなのでしょうか。
イエスがファーストミラクルと呼ばれる奇蹟を起こしたカナの結婚式で、マリアがお酒が足りなくなったとイエスに相談した所、イエスは「婦人よ、それがわたしとどんなかかわりがあるのですか」と答えます。こういう場合普通の親子なら「それは困りましたね。では急いで誰かをやって蔵に酒を取りに行かせましょう」というような会話になるのではないでしょうか。イエスの態度はマリアに対して極めて冷淡な印象を与えます。イエスが布教を始めた時、マリアはイエスの兄弟たちに命じて、街頭での布教活動をするのをやめてイエスに家に帰るよう呼びに行かせます。これは一見どこの家庭でもある親子の内紛のように見えますが、実はマリアにはキリスト教に対する秘められたライバル意識があり、彼女の本質は反キリスト者であると考えられます。こちらの教団のマリアに対する認識は甘すぎるのではないでしょうか。マリア賛歌を歌うような教会にはマリアの仲間がスパイとして入り込んで、信者の誰かが不都合な秘め事を隠してはいないかと探り、あればメモっています。不利な裁きを下すのに利用するためです。
クリスチャンになろうと志し、私は最初カトリックの教会に通いました。そこではミサに先立ち
  アヴェ・マリア、恵みに満ちた方、主はあなたとともにおられます。
  あなたは女のうちで祝福され、ご胎内の御子イエスも祝福されています
という「アヴェ・マリア」の祈祷を皆で10回唱和しました。カトリックに異を唱えるプロテスタントがこの祈りを引き継がなかったのは賢明だったと思います。マリア生誕祭(8月15日)についても同様です。この祈りの中の「主」とはペテロのことで、彼はダビンチ画く「最後の晩餐」で叛逆のナイフを後ろ手に隠しています。マリア(エンノイア)とペテロは主従の関係にあり、二人共人間ではなくモートという齧歯類の動物です。彼らはマゼラン星群の惑星から飛来したと言われています。モートのトップはやはりモートの似姿をした神デミウルゴスであり、これは食人の神すなわち悪魔で、エンノイアはその妻です。従ってカトリックの構図ではイエスは第4の地位に貶められています。彼らは典型的な嘘つきで、マリアの「自分は処女のまま神と交わってイエスを身ごもった」というような言い訳は非論理的な言い逃れであり、理性のある現代人なら受け入れるべきでありません。古代ギリシャの時代から「神人同形説」という伝統的な概念があって、父なる神もイエスと同形であり、人間は人間の似姿をした神を信仰しなければならないというのがキリスト教の教えの基本です。この故にカトリックは異端なのです。
プロテスタントは何故カトリックが定めたルールに従わねばならないのでしょうか。今さら何度も何度も時代遅れな旧約聖書をミサで取り上げることに何ほどの意味があるでしょうか。また何故カトリックよって外典にされた使徒たちの言葉を完全無視するのでしょうか。例えばトマスの福音書やユダの福音書には語るべき重要なテーマがあると思われます。パウロ文書はペテロの腰巾着だったパウロによって書かれたもので、ルターように注意深く疑惑の目で読み解くことが肝要です。
それよりも今重要な事は、未来における人間の存在を危うくしている悪魔の問題です。モートもその片割れですが、もう一方の片割れであるイカ族の問題がロシアとウクライナの紛争で浮かび上がっています。しかしこの日本で最も急を要することは、仏教もまたモートとイカ族によって支配された偽りの宗教で、我々は仏教徒に覚醒を促し、彼らを仲間として真のプロテスタントに招き入れなければなりません。そうでなければ彼らはイカにされ海の動物として滅ぼされる運命にあります。もし貴方が「モートやイカ族なんて何のことか知らない」と言うならば、貴方が訳も分からないうちに地球は滅亡しているでしょう。
冒頭のマフィアの問題ですが、コーザ・ノストラと呼ばれるこの反社会的で凶悪な暴力組織はオルメタの誓いという入会の儀式を行います。新規メンバーがこの組織に加入する場合、彼は秘密の保持と上からの命令への絶対的服従を血とマリアにかけて誓います。聖書に見られるあいまいな文章ではなく、彼らはリアルな殺人実行集団であり、マリアはオルメタの誓いで重要な役割を担っているです。
                                     --------------------------------------------------------------------------------------
 私の家族は父、父の先妻(40才位で病死)とその3人の子、後妻(母)と私と妹の8人でした。今になって考えると、このうちイカ族が2人、モートが3人いました。8人のうち5人がモート・イカ族連合軍(62.5%)ということは、イスラム教徒を除く全世界の人口のうちモート・イカ族の占める割合にほぼ近いのではないでしょうか。地球温暖化が世界的な課題になっていますが、私にはこの方がもっと大きな問題だと思われます。
 私は子供の頃この世とあの世の両方を意識していたことは前に書きましたが、このような人間を倍数体(double-byter)と呼ぶのだそうで、日本にも7~8人はいるそうです。当時我家に家族の仲間のモートやイカ族が訪ねて来たので、縞模様のある小動物の顔を見たことを覚えているし、イカ族の生暖かい足に触れた記憶もあります。全き者とはdouble-byterのことで、イエスもその1人だった。彼も母親であるマリアに会いに来る彼女の仲間を見て「奴らは自分とは全く違う生き物だ」という事に気付いていたからあんなことを言った。表面的にはマリアは人間の美女ですが、ペアの裏マリアは多分隠しようもない邪悪な顔をしたモート、いわゆる黒モートだったのでしよう。
 
モートが持っている特殊能力は睡眠中の人間の心裡に侵入出来ることです。ナタリー・ポートマンさんが若い頃精神的病に苦しんで睡眠剤に手を出したということですが、これもモートの仕業が原因だったと思います。こういう人のうち、更に強い薬効のある市販薬に頼って失敗し、やがて麻薬に手を出して人格が破壊されるアメリカ人は多いのです。
 今回群馬県某市に新築の一軒家を買い「ここが終の住家」と見定めました。それまで新潟・高崎・熊谷・前橋・金沢・宇都宮・藤岡の賃貸住宅を転々として各々1~2年滞在し、カトリック・バプティスト・国教会・正教会・福音派の教会のミサに参加しました。一番印象に残ったのは正教会で、ほとんどの信者は審きで咎めだてされることがないようです(死者がまだ生きているのを実感しました。仏教の葬儀や法事では決してないことです)。また月2回程催される土曜日夕方の晩祷の厳かさは格別でした。ですが形式に偏重する余り、何か大事な事が忘れられていると感じたのがマリアのことでした。正教ではマリアは生神女とよばれ説教壇の背後に大なイコンが描かれています。ロシアのウクライナ侵攻を問題視する人も多いでしょう。

 そういう訳でこれまで冒頭のグループに属する教会には一度も行ったことがなかったのです。今回初めて由緒あるこの教会のミサに参加してみて、何とここでやっている事はプロテスタントとは名ばかり、実態はあくまでカトリックの露骨な亜流じゃないかと驚いたのです。このブログで私が一口に「プロテスタントの教会に行って下さい」と勧めていたのが、何といい加減なアドバイスだったかと気付いたのでした。

<手紙1>は私が東京の教団支部に匿名で送ったものです。
          --------------------------------------------------------------------------------------------

<手紙2>
同封の文章(<手紙1>のこと)は先日私がこの教会の属する教団の東京支部に無記名で投書したもののコピーです。教会内ではあまりディスカッションをしたくない気持ちなので、この件で教団の方針にどんな変化があるかしばらく様子を見ようと思っていました。この教会だけの問題ではありませんから。しかし「めくらがめくらを導けば二人共穴に落ちるだろう」という格言を思い出し、貴殿にも回送した方がよいと思い直しました。誠に差し出がましいことですが、何卒宜しくご一読下さい。ご参考までに、マリアの件については私のブログimitatio-xp.comの「83.グノーシス」に詳しく記述してあります。

  〇〇教会牧師 △△△△△様

 手紙2を牧師当てに出した次の日曜日のミサに出席すると、プログラムにちゃんと別のマリア賛歌がミサ曲として組み込まれていました。帰路もうあの教会に行くのは止めよう、と決めました。牧師と意地の張り合いをしても仕方ありません。東京の上部組織が私のクレームを聞き入れてくれるかどうかも五分五分だな、と思っています。何故ならこの組織も6割以上がモート・イカ族で占められているとすれば、カトリック亜流の方針は確信犯である可能性がありますから。
 実はこの地に引っ越して来たばかりの頃、悪い夢を見ました。私の仲間の霊と教会の守護霊が取っ組み合いの争いをしているのです。後でお互い仲間同士と分かったのですが、理由は少し前にマリアと哲学者(パウロ)が来て「今度来る信者は極悪人だからこらしめてやれ」と言われていた、と言うのです。この事から、まともな教会ならマリアの事もパウロの事も一切ミサで触れない方がよさそうですが、それが分っている神父・牧師はいないでしょうね。

  この数カ月システムトラブルがありブログを更新で出来ませんでした。その間読んだのは「銀河帝国の興亡(1,2,3),「ミレニアム1(上,下)」,「ミレニアム2(上,下)」,「ミレニアム3(上,下)」,「ミレニアム4(上,下)」、「チャイルド44(上,下)」、「ロシア精神の源(中公新書)」です。ミレニアム1,2,3はよく出来たホラーで、綿密に練られたプロットは取って付けたようなイージーな謎解きではなく、読み手を十分に納得させるに足る説得力がありました。クライマックスではアドレナリンが体中をかけめぐり煙草に伸ばす手の指先が震えました。ミレニアム1のテーマはレビ記で、作者の言わんとする所は、新時代の始まりに当り何よりもまずすべき事は有害な旧約聖書の廃棄であるという事ではないでしょうか。女主人公のリスベットは映像記憶という特殊能力の持ち主であり、また恐るべきハッキングの天才です。ナポレオンも映像記憶力の持ち主で膨大な量の本を速読し、ロシア遠征の際は往復の道すがら読み終えた本が点々と捨てられていたという逸話があります。

 元来神父を目指し、鉄の意志を持った男スターリンも膨大な量の本を読んだ読書家でした。彼は罪人を本人だけでなくその子も孫も親類縁者に至るまで処刑した(ミレニアム4が、その中には側近や神父や医者がいた。ヒトラーはそれを反体制派への弾圧と見ていたがその捉え方は真実ではなかったし、スターリンも決して自ら秘密を明かさなかった。まずレーニンとスターリンがした事はロマノフ朝の転覆でした。ピョートル大帝は海に近い沼沢の地に新しい街ペテルブルグを造り首都にしたが、これは私の「水辺の地イカ族繁殖地」論にぴったりです。ピョートルはイカ族だった。同じイカ族によるヨーロッパ文明を模範とし、シノドによってロシア正教を管理下に置こうとしたロマノフ朝の方針はロシア正教に対する挑戦だった。広大なロシアの地はキエフ公国からモスクワ公国に移り変る頃はヨーロッパに隣接するウクライナから既にじわじわとイカ族が侵入して来ていた。

 しかしビザンチン帝国からキリスト教を受け継いだロシア正教は、今やビザンチン帝国の一部であるギリシャの思想も文字も引き継いでいた。それはヘルメスやプラトンを代表とするイカ族への強い警戒心です・・・「奴らは驚くほど頭がよい。しかし生まれながらの嘘吐きで、その性格は邪悪で危険だから決して野放しにしてはならない」
 マルクスは「宗教は麻薬である」と言った。これは「だから宗教には決して手を出さず他人事として放っておけ」と言うのと同じです。これに対しスターリンがやったのは全く逆の事でした。彼はその時ロシアにあった教会を徹底的に洗い直した。するとその中にはイカ族の神父が司祭する教会とロシア人神父が司祭する教会があった。そしてイカ族神父の教会では裁きの場で信者は法外な金銭を要求され、誰も合格しなかったし、挙句の果てに人間はオクトパス化され身体はステーキにされていることが判った。日本の仏教と同じです。私も仏教に一億二千万の負債があるそうです。そこでスターリンはイカ族の神父が司祭する教会を取り潰し、神父を処刑し、取り潰された教会は博物館に変えたのでした。「ロシア精神の源」はスターリンのこういう狙いに気付かないで通説を鵜呑みにしています。ヒトラーも認識不足でした。
 教会だけでなく、頭のいいイカ族はポリトビューローの中にも医療業界にも潜り込んでいたから、これを除去する必要もあった。もし誰かがイカ族だと分かれば本人だけでなく一族郎党もイカ族と見て間違いない。何故なら正教では三位一体の原則が守られていて、我が家のように父と子の種族が同じではなくランダムに混在している家族関係ではなかった。しかしことはそう簡単には行くまいと誰でも考えるでしょう。罪人を見分ける顕著な特徴がある訳ではないし、本人が正直に自白する訳でもない。だから内務大臣ベリヤのやり方は、あるケースで罪人が見付かると、それによく外形が似ている事件が起きれば前例通り関係者を罪人に仕立て上げた。似ているかどうかが重要で真実なぞ重要ではないのです。但しロシア人には記録だけはしっかりと公的なファイルに残しておく習慣があります。実際上やはり誤逮捕のケースも多かったらしい。

 「チャイルド44」は44人の子供(実際はもっと多い)を殺害したと言われる、実在したウクライナ人のアンドレイ・チカチーロという狂気の殺人者がモデルで、広域に及ぶ事件の謎を追って困難な捜査をした挙句、ついに突き止られめた犯人が、主人公のKGB警官レオの子供の頃に別れた弟だった、という筋書ですが、ノンフィクション仕立ての方が我々には事実を知るのに役立ったと思います。この警官の上の上の上司が内務大臣ベリアで、捜査方法がいかに不条理かがよくわかります。実際にはチカチーロが生まれたのはポグロムの数年後ですから、アンドレイはポグロムがもとで児童殺人に取り付かれたという筋立ては正確ではありません。ロシアのウクライナ敵視は昨日今日のことではなく、ポグロムの頃から始まっていました。

 デミウルゴスという言葉はギリシャ語でしょうから、地球にはいない小動物が異星からギリシャに来ているのは知っていた。しかし彼らが来た目的やどういう性格かはギリシャ人は知らなかった。エジプト文明とギリシャ文明の特徴の違いは、エジプト文明が数多のきらびやかな金細工の遺物を残したのに対しギリシャ文明にはほとんどそれがない事ではないでしょうか。カイロは金の産出地であり穴掘りの達人モート活躍の場だったから既によく知られていた。彼らの王はアメン・ラーとよばれホレブにいた。ロシアはギリシャ人のモートに関する無知も引き継いで、生神女マリアは人間だと思い込みウスペンスキー大寺院を建てた。スターリンが読んだギリシャ語の文献にもモートは出て来なかったのでしょう。しかしマリアがコロナで青息吐息なのを見て「人間にはコロナは無害な筈だ」と最近やっと気が付いたそうではないですか。マリアだってイカ族と同じ悪さをしているのです。イカ族の教会を取り壊したと同じように、ウスペンスキーも博物館か物置にした方がきっと良い事があると思います。

 「ロシア精神の源」にロシア正教の教会の特徴は玉ねぎ型の屋根だと書かれています。でも何故屋根が玉ねぎ型なのかその理由は書かれていません。実はイカ族の弱点は玉ねぎとジギタリスなのです。私もそれを知って以来、朝と晩に生の玉ねぎを切ってガリガリと我慢して食べていますが、間違いなく効果がある(寄って来ない)のを感じます。それにしてもイカ族の縄張りはますます拡大していく傾向にあります。東京世田谷区は川崎から入って来たイカ族の勢力がほぼ既に世田谷全域を蔽っています。二子玉川あたりが群生地です。鹿児島の鹿児島湾や志布志湾も繁殖の地です。海なし県の群馬にさえ榛名湖に巣があります。これに対し千葉・横浜・名古屋・大阪の各都市で人間が団結を呼びかける動きがあるようです。
 この本に正教の僧が修練する場所として有名なアトス山のことが出て来ます。アトス山は女人禁制でメスの牛もヤギもいないため僧たちはミルクは飲まないが、卵は外から買って食べるそうです。女を入れないからマリアも締め出されます。正教の教会にいた当時、アトスに行ったことのある人がスライドショーをしてくれました。肉は食べないが代わりに周りの海にいるタコを捕まえ、串刺しにして干物にする。それを水で戻して細かく切り、領内の耕作地で自分たちが作った野菜と一緒に大鍋で煮た料理をパンに添えるのが食事の定番だそうです。食事も仇敵オクトパスに対する勝利を象徴するのかもしれません。