IMITATIO-XP.COM

これは一人のマイノリティーが書いた自分自身とこの国の救いなき来世についてのレポートである。W.ジェイムスは労作「宗教的経験の諸相」で“超感覚者は無敵である”と言ったが果たしてそうだろうか。この時代、むしろ私は“常感覚者は巨象である。我々はその足に踏み潰されないよう必死に逃れる蟻のようなものだ”と思う。しかし今、孤立の怖れを捨てて私はこう叫ばねばならない。

“人々よ、長い眠りから目覚めよ。無知の麻薬の快楽に耽るな。そしてこの警告を受け入れる人々に神の恵みあれ。”

アメリカ大統領選

 大統領になりたてのトランプ氏が国連総会で演壇に立ち、冒頭に「アメリカ、ファースト」と言うと議席から失笑が起った。国連とは国際協調を目指す者たち(即ちグローバリスト)の集合場所であって、そういうご挨拶はお門違いでしょ、という反応である。日本の学者や元実業家(日経紙上の記事)の中にアメリカ第一主義を唱える大統領なんてどうかしている、と言う者がいる。彼らはトランプのスローガンが言うのは「アメリカ1st, ロシア 2nd, チャイナ3rd, インド4th .....」のことだと誤解しているのではないか。アメリカ以外の外国にもそう取っている者がいるように思う。トランプ氏の言葉の意味するところの肝要は “The US President will put top priority to the domestic problems.” であって,それに ”Let’s make America great again.” が続く。さすがにアメリカ人はみんな分かっていると思う。
 彼が第一期でやったことはパリ協定からの離脱、オバマ主導のTPPからの離脱、中国からの輸入品に対する高関税、海外駐留米軍経費の派遣先国負担増額、メキシコとの国境に壁を建設(中途)、北朝鮮訪問などで、ラストベルトへのシンパシーには余り有効な対策が見付からなかったのではないか。基本的に「アメリカ、ファースト」から外れてはいないと思う。任期末の議事堂への暴徒乱入については個人的な記憶と重なる。

 私は「G.ワシントンが一週間ばかりワシントンDCに一度遊びに来てくれと言っている」と言われ、2018年にポトマック川の桜が満開の頃を見計らって夫婦で出かけた。ダレス国際空港での入国手続きが厳重で時間がかかるのに参った。残念ながら桜はその年例年になく遅咲きで見損ねたが、議事堂やリンカーン記念堂やアーリントン墓地やスミソニアン博物館を見て回った。貴重な体験だった。見学者でごったがえす議事堂の中で「G.ワシントンは私が来たことに気付いたかな」と考えた。誰でもあの場所でG.ワシントンを意識するのではないだろうか。トランプ氏が煽った議事堂へ乱入を「ワシントンよ、これが貴方の望んだアメリカの議会民主主義か、これでいいのか」というプロテストだったと見るのは贔屓(ひいき)のし過ぎだろうか。ルカ1251にイエスの
「わたしが来たのは平和をもたらすためではない。むしろ分裂だ」
という言葉がある。

 その間ロシア-ウクライナ戦争が始まり世界的に考え方の変化が起きている。アメリカ国内で一般国民は高インフレにあえぎ、金のある者とない者の差がますます広がった。中産階級未満が切り捨てられようとしているが彼らは何処へ行くだろうか。都市の劣化はひどくなり治安も悪くなった。713日、ペンシルバニアでの銃撃事件で候補は耳を怪我しただけで済んだが、アメリカはトランプ氏の強運に救われた。もし銃弾が頭に当たっていればどんな大騒ぎが起きていたか分からない。また民主党政権下で高インフレになったのは高金利政策のせいだとして「FRB長官はファイヤーだ」と言っているし、政府はFRBに対して発言権を与えられるべきだとも言っている。彼はFRBの陰にDSを見ているだろう。

 これに較べて日本では安倍元首相が銃弾に当たって命を落した。安倍・黒田のコンビはデフレの最中にマイナス金利で市中にカネを垂れ流したが、アメリカの考え方と真逆であり、それがインフレ指向だったとはどうかしている。将来同じ愚を繰返さないために、この事は徹底的に総括されるべきであろう。物事には基本というものがあって福井総裁が言ったように日銀に奇策はない。頭のいい黒田氏は何でも早飲み込みで優を取る答案を書ける人なのだろうが現実から遊離している。「仰ることの意味が解らない」と言う位の人が日銀総裁には向いているのではないか。キックバックとは大きな利益を挙げた者が介添えした者に利益の一部を回すことで、この場合その利益を挙げた者とは誰だろうか。マイナス金利でも大儲けする手口があるのである。政治資金パーティーでの益金なんてタカが知れてる。また愛媛県の村上代議士が涙を流して「安倍は国賊だ」と言ったのは一体どういう意味だろう。インバウンドの外国人に「日本は借金大国でボロボロだと思ったが意外とうまく行っているようだ」と言われる始末である。しかし経済学士の称号を持たない私がこういう事を言って、何かミスを犯しているかも知れないという不安はある。

 考えてみれば「神の眼の小さな塵」というSFはアメリカで生まれた作品で、世界中でアメリカ人が先駆的にモートを意識していたという事はあり得るだろう。あの本の読者は多く、作者が公に接する機会もあっただろう。私はナイヤガラをカナダ側から見た。ヨセミテやグランドキャニオンに行ったしその時ロスとラスベガスに泊まり、ヨーロッパに行った帰りにフォートワースに泊まったことはある。あとは上記のワシントンDC滞在くらいで、広いアメリカを余りよく知らない。限られた範囲の旅行ではあるがマリア崇拝の場はほとんど見掛けなかった(カトリックの教会に入ったこともない)。それがマリアとその手下による「そんな本は書くな」というマインドコントロールから逃れられた理由かも知れない。日経の「パンデミックの時代」というシリーズ(20249月)にナポリでのペスト流行の話が出ている。ナポリがペストに襲われた時、市はブレーディーという画家に命じてザビエルが無原罪のマリアに祈っている絵を城門に描かせた。これはとんだミスマッチで、神はネズミをペストに感染させて根絶しようと計ったのだが、マリアはそのネズミの頭目である。無原罪のマリアは字が間違っている。無限罪のマリアという当て字が正しい。

 トランプ氏には個人攻撃が多いと非難する声が多いが、誰かがモートかそうでないかという事は極めて個人的なことである。本音は「お前たちはモートに味方している」とか「あいつはモートだろう」とズバリ言いたい所だが、それを言っちゃ―おしめー(the last word to be spoken)である。私のように無名のブロガーだからこそ言えることだろう。しかし「悪魔の票も票のうち」で彼等の数は既に想像以上に大きいし、また仲間同志連帯している。反トランプのG.クルーニーやデニーロはそのことを判っているのだろうか。それに引き換えブラピやランボーは真実に気付いていて「あの日本人の書くブログは本当だ」と囁いているらしい。クルーニーやデニーロの立場が従来の西洋民主主義の流れで今日の messyな白人社会を作った原因だった。
 トランプ氏が「ハイチからの移民がペットを食っている」と発言したことが話題になった。移民によってアメリカは貧困を輸入しているのであり、南米からもモート人やイカ族人が流入している。オハイオの市当局は「そんな事実はない」と言うが、似たような話が某国にもある。その国の老人には子供を食う古い習慣があるそうだが「そんな話は事実無根の捏造だ」と激怒し決して認めないだろう。最近トランプ氏が「カトリックの信者は病院に行った方がいい」と言ったのはギリギリの線だろう(デニーロはカトリックだろうか。イタリアでも今までと違う大きな動きがある)。
WASPの国としてはカトリック信者を悪く言ってもまあ大目に見られるのかも知れない。

 しかしトランプ氏を応援するノースカロライナ州のマーク・ロビンソン副知事が「自分は黒人ナチだ」と言ったのは禍根を残すかも知れない。彼自身黒人であるが、この発言には多少込み入った訳がある。実は悪魔族はモートとイカ族だけではない。他にペルセウスが退治したゴルゴンと同類の人間ヒドラがいて、これは何のためらいもなく自然に悪と組する性格を持っている。本来この種族はアフリカにいた。多分ビアフラで起きた凄惨な部族闘争は彼等がやったことだろう。しかしヒドラはアフリカだけにいる訳ではなく、日本では広島の厳島神社が関係している。映画になった「仁義なき戦い」のヤクザの中にもヒドラ族がいたのではないだろうか。牢から出たいだけのために包丁で自分の腹を平気で掻き切った広島のヤクザの映像をYoutubeで見たことがある。彼らはモートやイカ族のように知恵が回るわけではないが、人間に生まれれば人間の脳を与えられるからまんざら馬鹿ではないだろう。

 私が「ブレークスルー」の項に列挙したマリアの悪事に対し「本当にこんな事をやったのか」という査問があった。Yes と答えるべき所をNoと答えると(つまり嘘を吐くと)身体に穴が空くシステムがあるそうである。SF1984年」のオブライエンとウインストンの対決に似ているが査問官と被疑者の関係は少し違う。悪いことをやったと認めても同じだろう。その結果マリアの身体は穴だらけになったそうである。そしてマリアの権威は失墜した。モートにとっては大変な痛手である。インドで人間はハリジャンに落されるという噂に対しても「本等かどうか質問があったが止めろとは言われていない」と言っている。正直言って私は今まで一体何のためにこんな作業をやっているのか自分でもよく分からなかったが、やっとやる意味が分かった。「知ったものが言わねばならない」のである。誰かが書き記したことが検証の対象になる。しかし私とて間違っていればあとが怖い。クラバックに対して「モートは女の子に化け物を生ませているのか」についても査問があった。クラバックは「そんなことがあるというエビデンスがない」「我々はこれまで疑わしきは罰せずでやって来た」と答えたが、化け物がいるかどうかは調べればすぐ分かることである。その結果クラバックの地位が低下した。代わってガバメントの立場はぐっとアップした。世界はガバメントの存在を認識しなければならない。

 新しい宗教について各地、特に大阪で動きがあったようだが確認してはいない。大阪は四方をクラバックに囲まれている。かつて和歌山はエロイムのエリアだったが今は高野山がデンとかまえている。学者の栗の木さんや芸人の田中さん、文章家の赤手さんらが中心になっているのだろうか。私が大阪にいたのは60年も前の話だが、当時から人間界に混っている異星人を意識している人が多かったように思う。デリケートな問題なので人集めは大変かと思うが「自分は人間かも知れない」と思う人は心構えしていた方が良い。たしか寺町筋という通りがあったと思うが周囲にそんなに寺があっただろうか。放火したり器物損壊したら刑法に触れるのでそっと仏教を抜けるのがよい。先の話だが、幼児洗礼を受けた子供は18才になったら堅信礼を受け、改宗すべきなら出て行くことになるだろう。大阪以外の話だが、ブログを読んで「自分も人間かも知れない」と思った人はいるようである。Miyukiさん、Yosikoさん、Reikoさん、Keikoさん等である。私も何か出来ることを始めなければならないと思っている。
序でながら自民党の総裁が石破氏に代った。彼がプロテスタントとは知らなかった。初めてではないだろうか。安倍色を脱却して、個人的には良かったと思う。